映画「ツォツィ」公式サイト

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2006年アカデミー賞R外国語映画賞受賞

「自分もかつてはツォツィだった」
ネルソン・マンデラ(元南アフリカ大統領)

アカデミーが認めた。批評家が絶賛した。観客が支持した。

「人類に対する犯罪」と国連に糾弾されたアパルトヘイト廃止から10余年。差別のない平等な社会を取り戻したはずの南アフリカは、その後遺症に苦しんでいる。依然として残る差別、そしてそれに加わった経済格差。貧しい黒人たちには教育の機会も、職も、まともな家さえもなく、エイズが国民の20パーセントを蝕み、親を失った子供たちは路上で暮らしている。そんな中、南アフリカの現状から目をそらさず、辛い現状の中に希望を込めた1本の作品が、アフリカに初となるアカデミー賞®外国映画賞をもたらした。未来のない日々をおくっていた一人の少年が、生まれたばかりの小さな命に出逢うことで更正していくさまを描いた『ツォツィ』は、南アフリカの“今”をリアルに描いていると批評家に絶賛され、各国の映画祭で観客賞を受賞。オーディエンスの圧倒的な支持を得た。

命の価値など信じていなかった。
その小さな命に出逢うまでは…。

南アフリカ・ヨハネスブルク。アパルトヘイトの爪跡が今も残る社会に生きるひとりの少年がいた。本名は誰も知らない。ツォツィ=不良と呼ばれるその少年は、仲間とつるんで窃盗やカージャックを繰り返し、怒りと憎しみだけを胸にその日を生き延びていた。名前を捨て、辛い過去を封印し、未来から目をそらして…。
ある日、ツォツィは、奪った車の中にいた生後数ヶ月の赤ん坊と出逢う。生まれたばかりのその小さな命は、封印していたはずのさまざまな記憶を呼び覚ました。「生きること」の意味を見失っていたツォツィは、その小さな命と向き合うことで、はからずも命の価値に気づき、希望と償いの道を歩みはじめる。

南アフリカのスタッフ&キャストだからこそ作ることができた、
希望と再生の物語。

監督は、「南アフリカが問題を抱える中でも未来に希望を抱いているように、どんな人生にも救済とセカンドチャンスがあることを描きたかった」というギャヴィン・フッド。本作の成功により、次作「RENDITION」(原題)でハリウッド・デビューを果たす、今もっとも旬な監督である。主人公ツォツィには、自身も過酷な生い立ちをもち、「演じるのではなく彼の旅を生きた」と、圧倒的な存在感でツォツィを演じ切った新星プレスリー・チュエニヤハエ。原作を手がけたのは、「差別する側」の白人でありながらもアパルトヘイトに対して声を上げつづけた気骨の劇作家アソル・フガード。そして、ストリートから生まれた音楽「クワイト」のスーパースターZOLAが、躍動感あふれる楽曲の数々でツォツィの旅を鮮やかに彩った。
アパルトヘイト後もなお続く南アフリカの過酷な現状、そしてその先にある希望を見つめたパワフルな感動のドラマ、それが『ツォツィ』だ。